紅葉の効用

Category : 小豆島 , 小豆知識

今年も紅葉シーズンの寒霞渓は、すごい人でしたね~。

ロープウェーが2時間待ちとか。

ピークは、11月23~26日あたりだったでしょうか。

もーバスが走る走る。寒霞渓のお土産屋さんは一年分稼いだのではないでしょうか。(下世話)

確かにキレイでしたけど、そもそも紅葉ってなんでしょう。

 

紅葉の定義

 

様々な葉が赤くなる事を「紅葉」と言いますが、「紅葉」を「もみじ」とも読みます。

・・・この時点ですごく表現が曖昧なんですけど。

そして、黄色くなることを「黄葉(おうよう)」といい、褐色になることを「褐葉(かつよう)」と言います。

・・・まんまですね。

最初の定義が曖昧だと、それに続くものも曖昧になっていくという。。。

 

一般的には、黄色も褐色も含めて紅葉と言ってますしね。細かいことは気にしない!

 

北海道の大雪山は9月頃から紅葉が始まります。それから「紅葉前線」は南下していき、四国中国辺りでは、毎年11月下旬に紅葉のピークを迎えます。

ロープウェーから見る紅葉した寒霞渓は、絶景でした!

 

紅葉のメカニズム

 

何故、葉はある時期になると赤くなるのでしょうか。

もともと葉が緑色なのは、クロロフィルという成分が含まれているからです。

このクロロフィルが光を吸収して、光合成が行われていますが、秋になると、日照時間の減少気温の低下などによって、分解されていきます。

というのも、冬の間は光合成を行うための十分な日照が得られないため、

葉から蒸発する水分の低下や、栄養分が放出するのを避けるための現象だと言われています。

これはいわば「光の害」なんですが、これから身を守るためにあらたに「アントシアニン」という物質が生成されます。これは、夏までは存在しないのですが、秋になると「クロロフィル」に代わって、生成されるんですね。

いわば、木が冬眠をするための準備をしているわけですね。

たとえば、クマが冬眠をする前にタヌキを大量に集めるとします。その集めたタヌキ(栄養)の毛皮(不要物)が、落ち葉といったところでしょうか。どうでしょう、この微妙なたとえ。

 

紅葉の効用

 

紅葉は、すごく合理的な現象ともいえます。

人間にとっても、鑑賞の対象となりますし、経済効果は計り知れません。

ただ、僕の家の前に落ち葉を落とすのは止めてください。

いや、それすら考え方次第では、いい運動になるとも言えなくもないですが。

あと、土壌にもいい影響を与えてくれます。

落ち葉で身を温める動物も居るかもしれません。

昔では、焚火の材料にもなったことでしょう。

アブラムシなどの害虫から身を守る効果もあるとか。

 

自然の原理ってすごいですね。一石二鳥どころか、それがあって初めて世界が回っている感じすらします。

木は、人間がいくら空気を汚したところで、何食わぬ顔で光合成を行い、果てしなく生長していきます。

植物が生長できなくなった時が、地球が終わる時ではないでしょうか。飛躍しすぎ?

 

紅葉の条件

 

木をより紅葉させるためには、いくつかの条件が必要です。

①最低気温8度以下であること

②昼夜の気温の差が大きいこと

③斜面に植えられていること

④空気が汚れていないこと

⑤適度な水分があること

この条件を満たせば、好き勝手に紅葉していただけます。

 

あと必要なのは、紅葉を美しいと思えるキレイな心ではないでしょうか。

僕には、まだかろうじてその心が残っているようでした。

それは、余裕と言ってもいいかもしれませんね。

やはり紅葉シーズンの観光客は、かなり年齢層が高めです。

 

平安時代から受け継がれてきた、こういった風流も徐々に姿を消してしまうのでしょうか。

紅葉を美しいと思える心が全くなくなってしまった時に、人間は散ってしまうのではないでしょうか。

 

そう、落ち葉のように。


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