ジャンボフェリーの魅力

Category : 小豆島 , 小豆知識

 

小豆島に来られる方は、ほぼ100%フェリーを利用しているかと思います。

 

フェリーに乗ってる時間が好きです。

そういえばフェリーに乗ってるような時間って、他にないですね。

新幹線や飛行機は狭い。しいて言えばタクシーの感覚が一番近いかな。

 

その中でも、神戸(兵庫)~坂手(小豆島)~高松(香川)を結ぶジャンボフェリー。・・・最高です。

 

何が最高かって、まず就航してくださり、ありがとうございます。

これがビジネスの本質と言いますか、あるべき姿ではないでしょうか。

 

必要なところから必要なところへ、橋を架けて繋げる。その結果、皆が喜ぶシステム。

 

ジャンボフェリー株式会社の歴史を辿ってみましょう。

1969年に関西汽船株式会社が神戸ー高松の「ジャンボフェリー」を就航させました。(船名は「六甲丸」ですが、これは自動車でいう型式みたいなものでしょうか)

関西汽船(株)は、当時ものすごい勢いで、「阪神ー別府」「阪神ー沖縄」「阪神ー今治ー松山ー別府」など、様々な場所へ就航させていました。

なんせ、新幹線や電車や飛行機、更には自動車さえ今ほど普及していなかったでしょうから、客船というのは今より余程重宝されていたのでしょう。

 

現在でも、船の旅というのは、ゆったりとできて楽しいものですし、それ自体が目的の一つと言っても過言ではないかもしれません。

次第に、他の交通機関に凌駕されていったのは、時間がかかり過ぎるという理由が大きいように思います。

現代人は、移動時間を楽しめる余裕を持ち合わせていません。

 

一時期の「レジャーブーム」や「お遍路ブーム」が訪れることは二度とないでしょう。

日本人は常に何かに追われています。時間、お金、約束、夢、目標。

目の前にニンジンがぶら下がっている人もいれば、後ろに聞こえる足音から逃げる人もいます。

そして、いつしか日本人は走り続けることが当たり前になってしまいました。

とかく、人の目を気にして生きる人種でしょうから、その循環で今に至るのかもしれません。

それを否定する意見もあるでしょう。しかし実際、現代の日本人が豊かに暮らせるのも、先人たちが汗水たらして日本を作り上げてきてくれた恩恵なのは、疑いようがありません。

 

だからといって、今の若者にその価値観を押し付けるのが正しいとは思えません。

当然、若い人にも頑張る人や頑張りたい人は一定数いるでしょうが、それをすべての部下に押し付けないでください。これはただのわがままではありません。世代間による価値観の違いです。

 

かくいう僕は、頑張りたい若者の一人ですが、人に指図されるのは嫌いです。これは、ただのわがままです。怒鳴り散らしてください。

 

そして、ついに1984年に神戸ー小豆島(坂手港)ー高松航路が就航されました。

近所の人に、当時(観光の全盛期)の様子を尋ねると、「ま~~すごかったわ!!」とよく言われます。

「海水浴シーズンになると、歩くのもやっとだった」とか。現状の坂手から顧みると信じられませんが、多少の誇張があるとはいえ、今よりすごかったのは間違いないと思います。

とはいえ、それは一時的なブームに過ぎなかったわけで、それと今を比べるのは無意味かもしれません。

にしても、人がいないです・・・。

 

しか~し!!

今のターゲットはもはや世界です。勝てば、かなり大きいですよ。スマホ一つで、どこへでも行けます。

しかも、インバウンド客は年々増加しています。これも一時的なブーム感が拭えないですが、逆にいえば、今がチャンスかもしれません。

ITなどを駆使してチャンスを生かすか、寂れた田舎で終わるか。これが分かれ目です。

やるかやらないか、の差が大きく出る時代ともいえるかもしれません。

 

昔は、全国的なブームを受身的に享受するしか方法がなかったのかもしれませんが、今は攻める時代です。

どっちに転んでもダメモトでしょうから、やるかやらないかなのです!!

 

・・・なんか自己啓発セミナーみたいになっちゃいましたけど。

 

そんなこんなで、坂手にも多大なる貢献を果たしてくれた初代ジャンボフェリーですが、諸行無常とはこのことでしょうか。

1995年には、阪神・淡路大震災が起きてしまいます。

さらに、1998年には、明石海峡大橋が開通されました。

それに伴った利用客の減少により、2000年、初代ジャンボフェリー神戸ー小豆島航路は、廃止されました。

その後、様々な施策を試みるも、2011年に解散となります。

 

元々、ジャンボフェリー航路は加藤汽船(株)と関西汽船(株)の共同運航ですので、今のジャンボフェリー(株)の前身が、どことは言い切れませんが、とにかく復活しました。

2011年、神戸ー高松航路を坂手港にも寄港させる形で就航しました。およそ、16年ぶりの復活です。

同年に起きた東日本大震災にも、社員や物資を派遣されています。

 

社会貢献度がすごい。しかも、乗船、下船時にながれる曲が好き。

「風が恋を運ぶ。海を遠く渡り。二人を結ぶジャンボフェリー」(歌詞)

ジャンボフェリー(株)の社長さんのセンスというか、人柄の良さを感じずにはいられません。(ほとんど妄想)

自分でもなぜだか分かりませんが、ジャンボフェリーにすごく親しみを感じてしまいます。

 

そんな素晴らしいジャンボフェリーに乗って、小豆島へ来てください。

小豆島とジャンボフェリーは、きっとあなたと大切な人を結んでくれることでしょう。


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